新兵器続々投入

7月となり…


次回からは本コースが始まる。


…すげー不安。


だってあと2か月しかないんですもん。



「でも去年の事を考えたら…全く書けない人が2か月である程度書けるようになるんだし」


いや…それくらいならば、それなりには書けるでしょうよ。


不安なのが、ワタクシ、半年強なんだかなんだと作図してきて…
大した進歩を感じられないことなんです。


 「こんなんでいいのかなぁ」


あんまりストレスとならぬよう、1度に長時間はとらずに 極力毎日やるようしておりますが…目立った成果は感じられず。


…うーん。


そりゃね…図面はそこそこ目標時間程度には書けてはいるけども…


私としては去年みたいに直前に、仕事そっちのけで毎日詰めて、それでいてクタクタな状態で試験場にいって…というのはどうしても避けたいのよね…。




まぁ…こうゆう時は、
気分をかえられるよう、グッズで遊びながら作図を楽しんでみましょうか…と。


 いうわけで。


ここんところグッズ関連。


 おぢさんはに頼ってナンボなのだよw。


 というか、いやな勉強も、道具で遊ぶと面白く、趣味になるもので…。


ここんとこの続きでもある…


 フローティングディスクを貼った定規にテープ作戦


 をやってみた。


 「相棒ちゃん、これにテープ貼って?」


 「えーーーー …ブツブツ」


 ということでやらせたw。


 確かにこれがまたいい案配♪


 F/Dのままでは滑り過ぎ感があったが、それもまた多少解消されている。


 以前F/Dを貼る前にエッヂをペーパーで削ったのだが…あまり効果を感じられなかったのでテープを貼る。いずれ貼り直しとかしなきゃダメかもだけど…でも悪くない。
紙の端にはひっかからないで済む。
 いいねいいね♪



 次。


 大きな三角定規が届いた。


 平面図の最初の「仮線」をじゃんじゃん書く際に使いたいので。


 ただ36cmを選んでしまったので「で、でかい!」
 30cmでも良かったかなぁと思うのだが、立面図の向きさえ合えば、平面図からまっすぐ降ろせるので少し大きめが欲しかった。また30cmだと他のバンコのでかい大きさについては、三角定規が2種類入ってるので、使い分けをすればヨロし。あんまりにもデカすぎて使えないならば、 ぶった切る!という発想。その辺はお手の物。


 ということで…
 作図の続きが終わったので、
 実際に新規でもう一枚!と 仮線を書いてみると…
 確かにF/D無しの方が、紙に張り付くように決まって、書いててブレないので…悪くない。線も細かく狙えるのがヨロシ。


 狙ったようなキレイな線が書けない、書きにくいのは、やっぱりF/Dの関係かもしれない。これはネットで書いてあった「F/D不要論」なのだが…なんでもかんでもつけりゃいいというものではないという。


そもそもF/Dは、インクのにじみを防ぐものだそうで、シャーペンの製図でも擦らないから汚れないという使い方もできるが、そもそもインクの汚れとは別の話で。

 イメージしてみるとわかる。絵では上記のように定規の側面にシャーペンのノーズをぺったりあてがうというのは難しくなる。F/Dをつけると定規が高くなるのでその分ペン先もブレからね。もう一つは目線というのもあるし…



 F/Dだと、家具類等の小物を書く際に滑って良いのだが、その滑りが仮線等大物をズバッと書くのにはズレてしまう機会が多々あり向いてない気がする。
 F/D無しだと有その逆…なのだが…定規が大きいせいか、確かに「仮線のみ」のくせに、図面を汚しやすい。なので「書き順を考えてね」ということは、やはりこのことだったようで。まぁこの時点の小さな汚れを気にしてるとキリがないので、汚れについては特に問題ないとしておくのが良いんだろな。


 小回りの軽太郎、高速道路のグランツーリスモ… というイメージか。



お次は…テープ。


前項で調べたところ…
マスキングテープの方が薄く、粘着力も同等。


もしや…


と思い 試してみた。



結果、やっぱりマスキングテープは、テープの腰(ハリ)が無いので、小さく切って貼ると…あれ。めくれやすいよ?


 まぁ、もともと用途が違うもんな。


小さく切って使うなら…
そのへんはスコッチのテープの方が良い。


が、ツルツルさ加減はマスキングテープの方がよく…値段も断然安い。


 だったら…ご遠慮なく…と、側面にビーーーッと全部貼ってみたw。

 これはこれでひっかかるところがなくてヨロシ。
 ただ…一枚書いた後、うまく紙から剥がれるのだろうか?^-^;;;
 その辺は心配だが、まぁ練習で1枚書ききってから考えましょうかね。


 これで平行定規の高さは、ギリギリ…いやゼロに詰められる。
 つまり、狙ったラインを書けるということにつながる。



  これが出来るのならば…


 テンプレ定規にテープは外したいな。
 
 壁線は大きな定規でF/D無しでしっかり書いて…
 F/D有のテンプレ定規で小回りサクサクの方が慣れてて良いっぽい気もする。




でもって…


もう一つ気になってたのが




「製図板の平行定規のたわみ」


スライドする定規の部分。これ、多少、体重をかけるとたわむのよね。
体重と言えば大げさだけども、手をかけた時とか…
私は数字や文字を書く際に、手を平行定規に置いて書くようにしてるので、結構体重がかかるんじゃないかと。アルミ製なのであんまりしならせるのも良くないし。


上下にたわむ程度ならばいい…と思われるかもしれないけども、案外これでラインをビーッと長く引くとズレてるのに気が付く。普通に書いてても…たぶん、シャーペンの持ち方、あて方なのでしょうなぁ。それを正して気を付けてもみるのだけども、それに慣れるまでは気をとられてらんない。
 長い横線を書く際には、平行定規のブレを気にして、その基準を図の中心の2面目にもっていってるのだけども…まずたわまないようにしてみたいので、会社に転がってたワッシャーを持って行って、フローティング具合を調べてみた。シックスネスゲージを持ち出す程じゃないしね。


 紙と平行定規の隙間にワッシャーを入れてみたが、平行定規スレスレの高さは、1.5mmのワッシャーでは厚いようで。


 そこで非公表ながら「両面テープと合わせたら1mm位あるんじゃないの?」と思われるF/Dを、平行定規のアルミ部材の下あたりにペタペタと数か所貼ってみた。すると、平行定規の一番低いスレスレの位置でも、少したわむ程度で収まった。よしよし。



 ここまでやって…
実際に同じ課題で、仮線で 柱・壁・窓の開口部まで書いてみた。


 …25分。


 特に直接の大きな時短には感じられないが、でも 割とキレイに書けてきたように思える。
 
 まだ書き順で迷う所が多々あった。
 この辺は練習を続けなきゃ…ね。

 20分切れたらいいなぁ。




 あ、あと…シャーペンの回し書きというのを最近始めた。
 芯の細いトコ、太いトコを意図的に使う技なのだそうです。が、私、そこまでやってらんないのだけども、線をみていると、同じシャーペンでも、太いトコ、細いトコがでてしまう感じがするので「芯の先を整える」意味で。
 それをクルトガとかは自動でやってくれるそうですが、「手で少し廻してあげればいいんですよ」と以前講師に言われたのを思い出す。
 これをうまく使えるようになると、角度を変えて太かったり細かったりのラインが引けるようになるそうだが…そこまで余裕がある使い方が出来るとは全く思えない。



 そして…待望の「サンスケ」が届いた!!


 あああ…これの良さは…うちの連中にはわかるまい!


 「まーたそんなの…」と言われ。


  オマイらなんぞになにがわかるかっ!www


 …一人で喜んでやる…


 プランで1/200で書いてて、その後1/100で図を書いて…その後部分詳細図で1/20…とか…例えば、部分詳細図の大梁の断面。
壁の仕上げ30mm 225mm 225mm 断熱50mm と、寸法はわかってても、即座にサンスケのメモリで書けるか? って話ですよ^-^;。


 …慣れれば書ける?
 …その慣れる迄が大変なのよ。


 実際に手に取ってみて…ちょっと小さい感じもするのだが…


 例えば1/20でも、パッと見れば 0.1mなので100mm。
 頭の切り替えもホントにラクになる。


…そして快段で見やすい…
 これは初老の方には大絶賛なんですとw。




 ちなみこれらの道具の話は…


 今回「仮線を書く」という大切な工程の部分で「うまくいくように」と必要に感じて手を加えたものです。



 私の中ではこの「仮線」は時短ではかなり重要なものなのだと思います。


 まず「仮線」を書く際…
 木造でもRCでもそうですが、平面図3つを書く際に、「長い平行なラインを引く」というのは大変重要なもの。そりゃまっすぐな線は重要ですが、そうじゃなくって。


 「長い線をまっすぐ書けるかどうか」が重要なのです。
 去年の木造の際、左から1階・中央2階・右に梁伏せ があって…
 それを 左から右へと 1本のキレイな線を書く…というのが無理でした。
 当時は一番左で位置を合わせ、一番右あたりにくると…線が2~3mmズレて。


 製図板の基本も知らないし、書き方のレクチャーもない。
 去年、講師に尋ねても「製図板はメーカーが違うからわからない」という。
 何人か質問をしていたが、同じ解答しかしなかったので誰も聞かなくなった。
 トレースしろとしか学校から言われない。課題をこなすだけで精一杯。


 なので「こんな線じゃ無理!」と1階からチマチマ書いてました。


 去年、ガッコーの動画で「全部一気に書くんだよ」とたまーにやっても、外部教室なのでプロジェクターでの投影。ボヤボヤしてて動画もよくわからず。周囲の2年生も「梁伏せ迄、一度にキレイな線なんて書けないよね」なんて言ってた位でした。



 まっすぐ書けなかった横ラインも…平行定規の当てる高さ、書ける方法を見出して…
 更に考えて2面目、中央あたりに基準をもっていけば、例えズレたとしても、一番端での基準よりズレはプラマイ半分となる。ここまでくれば3面同時に書く事もできるようになってきた。


 また、全ての中の物を2階を先に基準としていけば、左右振り分けは考え方は楽だ。
 となると…
 去年の木造の際に「2階から書け」という意味はここらへんにあるのかもしれない。
 去年講師は「今年からどうゆうわけか2階から書くように学校側は指導方針をかえたようですが、1階から書いた方が絶対にいいです」と何度も豪語していたが、何が良いのかがわからなかった。この頃から「コイツ、あやしいなぁ…大丈夫かなぁ」と思っていたのでよく覚えてる。


 ガッコー本部は、すごい人数の労力、資金力を費やし対策を練って、何かの絶対的な理由があって、教育方針を打ち出してるワケ。カタければカタイほど、方針変更とかしたくないはずで、何か絶対に理由があってのこと。


 それはともかく。


 まっすぐなラインを書けるようにし…
 理想的なラインが書ければ…自信がついてきて…ついでにドンドン書ける。
 壁・柱・…などなど、ブレなければついでついででドンドン書ける。
 …気が付けば、躯体の殆どが書けていて。


 ほんのちょっとのことで、ここまで書けるようになる。


 道具も考え方も、調整方法も、ほんのちょっとの一工夫で…
 自分のちょっとした満足につながり…
 それが成果に現れる。


 職人の、道具への愛着というものはそうゆうもののはず。


 「簡単な道具程奥が深い」わけで。
 簡単な構造の道具は、だれでも「なんとなく」な仕事はできます。
 でもプロは同じ道具でも、そこから使い込んで、クセを見出し、そこから精度を出すことができます。「道具がダメだ」というのは誰でも出来ますが、よくするのも悪くするのも自分次第。職人の道具なんてそんなものです。


 …使って覚える…のはいいのですが…
 実際に平行定規でまっすぐ書くのは結果的には「練習次第」「慣れ次第」なのはわかってますが… その「使い込み」「慣れ」が、ガッコーの製図コースの 2か月間では短すぎます。


 また、不都合、疑問に思ったその症状も、例え努力によって何枚書いたとしても、一式図という一連の流れの作業では、小さな点となってしまいます。


 もしかしたらその小さな点が、本当は大きな間違いの根源となっているかもしれない。


 ガッコー側は結果のタイム製図の出来栄え評価
 なので他人にはわからない。作図したものを講師に見せても添削には関係ない。
 また毎回違う課題をやっているわけで、進化したところでハッキリとタイムに出てこない。その難しさもあると思うのです。


 なのでこの手の作図方法、ガッコーのシステム、勉強方法では、「慣れ」「練習」だけでは、どうにもならない小さな重要なこと思い違いは多いと思うのです。


 ガッコーの漠然という言う「練習を重ねて」という言葉は、「練習を重ねれば、例え問題が生じても気が付くことができる」ということなのかもしれませんが、そこまで気が付く余裕なんてなかなか無い。その都度気が付いたら解決しなきゃ意味がないわけで。


  製図板の設定や微調整が「思ったより」大切なこと…
 そうすることにより、理想に近い線が引けるようになること…などなど、私だって、去年2か月、今年も年末から半年強かかって、最近やっと気が付いた始末です。


 ガッコーは、もっとこの製図板の重要性を取り上げるべきです。
 でも言葉したところで…些細なことで…重要性は伝わらないんだろうなぁ…。
 「もっと微調整してね」と一言で終わってしまうもの。


 手取り足取り教えろとはいいません。
 が…これだけたくさんの受講生がいて、個々に色んなことを考えてる、やってると思います。しかも1級2級問わず…でいけば、毎年の事。
 「この人のアイディアはこうです」とか「この人はこんなことをやったら、こう良かったと言ってます」みたいな情報をweb動画で流しても良いと思うのです。
 エンディングで「参考にするか、しないかはアナタ次第です」みたいな…オチでもいいんですw。
 ちょっとしたことでも、そこから何かのヒントが生まれるかもしれません。
 ガッコーも出来て当たり前な動画ではなく、そうゆう勉強に対する「考え方」「スタイル」も大切にしてほしいな…なーんて思います。



 ガッコーのweb動画で「いろいろな道具をつかってみて、自らが合うものを用意してください」と、解説で簡単に言っておりますが…


 1年生の際 2か月間で、その余裕なんてありませんでした^-^;;;
カリキュラム上、買いに行くヒマだってなかなかありません。私ンとこの町ではミニハンズで辛うじて少量のグッズが置いてあるだけですが、一つのものを比較できるほど品物は置いてない。また、行くのにも車で駅までいかねばならない。ガッコーの出席や、仕事や課題、夕飯の支度w、見に行くヒマも余裕もありません。
「ガッコーの事務局でそれなりに道具を売っている」というのも知ったのは、かなり後の方。ずーっと「学校も取り寄せ」だと思ってました。
 オリヂナルの三角定規も、最初に特に薦められることもなく…しばらくして他の2年生に薦められて。外部教室での受講だったので、ガッコーに寄ることもなかったし、またネットでもガッコーのオンラインでその製品は見つからず…受講生用裏サイトがあると知ったのはかなり後からで、そこでやっと注文した位。


 他の人は…本コースが始まって1か月程してからかな「その三角定規は小学生の算数用でしょ」みたいなことを言われ「学校オリジナルのを買ったら?」と言われてた。
 そもそもこの人、本コースの初回招集で皆製図セットを注文する際、会社から言われてなかったようで、申し込みしてなかった。なので製図板も何もかも、慌てて他で用意したようで…シャーペンもキャラモノだったそう。「製図用を買いなさい」と何度も言われてたけど「高い…お金がない」と言っていた。製図グッズも安くありませんもんね。会社から行けと言われて来てるだけの新卒の社会人1年生には厳しい出費だもんねぇ。…言うのは簡単よ。


 ネット通販でこの手の物って、まとめ買いできるわけでもないから送料がついてまわる。「もしかしたら2か月しか使わないものを…こんなに増やしても…」と、好きに買える程の余裕もありません。シャーペンだって、製図用はそこいらでは なかなか売ってないし…あってもスタンダード物で。
 「ネットでポチればいいじゃん」となるかもですが、案外文具物って即日発送は少なく、製図専用道具なんて、見たこともないのになかなか頼めないもんなんです。


 「みんな、フツーにこれを使ってるしなぁ」「まぁいいか」と、ただ何となく使ってるだけ… こんなんじゃ効率アップもなにもあったもんじゃありません。


 せめてガッコーで、新しもの好きがいて、
 「これ、いいでしょー?」「どれどれチョット使わせて」みたいな会話があれば別ですが、一般的に大人同士なので、皆無口で…そんなこともなく…ねぇ。

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