いじがわるい(課題発表を見て)



私、今大手ゼネコンの現場に潜り込んでいるのだけども…


資格とか全く不要。むしろ私の年齢になると実績を訊ねられる。
裏返しで…若い人は「ちゃんと学んだ?」的に資格を求められるのかと思ったのだけども、そうでもない。縦割り選任制…というかなんなんだか。


求職の際にも感じたが、むしろ資格を必要とされるのは中小企業だけども、資格を持ったところで魅力のある職や給与を頂けるとは限らない。


さらに逆にいうと…むしろ資格がなくても良く、大手に入り込んで淡々と仕事をする方が今の時代に合っている…のかなぁ…なんて思っている。多くはマニュアル化され、余計な技術は要らないとされる。言われたことをやっていればいい。


それに仕事の面白さを見出せるか…
いやいや面白さの前に、給与だよなぁ…


あの日あの時あの受講生は…こんな感じだったのかなぁ…なんて考えたりする。
会社から「とれ」と言われるが、現場はそれどころではない。「どっちなんだよ」両方とも正解だから困ってしまうよな。


もちろんこれは私が最近見てきた一例だからすべてが当てはまるか知らないけど…


それにしても「建築士の夢」はない。
一部の偏った「くま?」さんがすごいすごいといわれ。
なにがすごいのか?…私にはわかりません。
所さんの目がテンに出てたのはすごいと思ったけどw。
その他にしては…うーん、けんちくしーって儲かる仕事とは思えない。
魅力のある仕事ではない…中…



そんな中…


今回の二級 製図試験のお題を見る。


えぇ、わたしゃ「やめる」宣言したので講師助手の立場ではなく、あくまで「どんなんかな」という冷やかしで。


見てびっくり。



え?保育所?!
とうとう住宅じゃなくなりましたな


もう試験元の方向性もさっぱりわかりません。
そもそも誰が二級建築士に保育所を建てるのを任せるのか?
「法では建ててもいいんだよ」…そうではないんだが…


とはいえ。大きく変わったかというと…実際そうではない。
その建物に人が住まないだけで、RC造の課題ではたまにそんなのがある。
また、木造ということで、建物の形は大きく変わらないはず。
2階建てで三角お屋根で…まぁそんなもんでしょ。


まず幼稚園と保育所の違いがありますのでその辺を理解しつつ。
一般家屋改で保育所もいけますからね。


今の時点で想定できることをネットで調べてみる。


https://www.wakatake-kanae.com/img/020910kaisetu.pdf


はい!一発でわかりやすいのをみつけた。


  建物は意識してこんな配置をして…
 玄関入り口は防火戸と(書いて)…


 とかとか読み続けていけば設備までわかりますニャー。
 角を丸くとかってのもポイントですな。子供用のいすテーブル、トイレの便器のサイズの表現方法が大切かな… あとは職員用事務室とか更衣室、トイレ…等は今まで通りでしょう。
 問題は2階建てだった場合、二階をどう使うか…階段等の制限が絡んでくるような…そこが難しいかも?それでもまぁ所詮「絵」なのですよ。避難通路・外階段の書き方を覚えればヨロシ。


謎解き側からすれば面白いんだけどね…
受験生からすれば、笑えないよなぁ。


それにしても…
年々と試験がめんどくさくなりますね。
現場に人がいないのに、こんなにめんどくさくしてどうするの?
疑問に思います。



もし…この先受けようとするのならば…


資格校に通うのならば…
とにもかくにも「自分の」製図をかけるよう、心がけて学んでください。
「こう書けば受かる」といういったことを学びに行く場ではありません。
現場の講師に「答えを聞く」「答えを探る」ような質問をしては意味がないです。


学校では「模範解答」として「答え」としていますが「そんなの一例にしか過ぎない」と。
自分の頭で考え、自分の図面を書くように心がけてください。
それが合格への早道、また、学校へのストレス軽減となるはずです。


資格校に通わないのならば…
学校から、今年の解説本が出る迄想像しながらトレーニングをしていき、解説本がでたらマネて書くようにしていれば…通わなくとも受かると思いますよ。大切なのはモチベーション。とにもかくにも1年でも早く「早抜け」することをお勧めいたします。



ではまた来年wwww

ポンコツ中年新人社員

 タイトル通りで、通い始め、もうすぐ20日になります。


 最近、電車での移動やモバイル西瓜にも慣れてきました…


 本当は建築に戻る気はゼロでしたが… 今のコロナっちで贅沢もいえず…設計を志望したのですが…ぶっちゃけ「設計」だけでは給与も安く、だったらトラックドライバーの方が優遇ってどうゆうことよ?。
 そんな中、施工管理のほうがまだマシで…施工管理の職…私自身「監督」としての業務はいくらでもありますが、手慣れたものや倉庫や法人向けのものばかりの偏った知識で木造や一般住宅は皆無。また施工管理としてどこまで通用するかが自信がありませんでした。さらにS造なら専門ジャンルですが、RC造とか…あ、でも二級の試験で簡単な製図はやってるなw。
 いずれにしても腕を磨きたいとこなので「見習い」としてもらったのです。
 
 ついたのが若い子の下…もちろん年齢差とか全然関係ありません。

 が…ちょっとこの彼、違うなーと思ったのだけども…
 資格がない。聞けば前職も微妙に違うのでワカラナイことが多い。
 もちろん誰だって新人です。資格の有無は全然かまいませんが、2セコカンの学科くらいの知識としては簡単に勉強すべき。
 それよりも…私が言いたいのは、この人、職人さんから舐められちゃって、振り回されてるだけなのです。


 「なんでかなー?」と数日様子を見ていましたが…。


 まず一つは、自ら施工管理志望なのに、営業担当も兼務していること。
 まぁ年間何棟も建てるのではなく、RCで自社物件ということもあり会社的に兼務なのでしょうが、そんな半端な姿勢が本人にも現場に出てしまっている様子。


 「スーツ姿でチロッときて、様子を見て帰る」


 社長じゃあるまいし、ましてや職人さんから見れば自分の息子くらいの年齢。
 誰だって忙しいし、話して伝わらないあいつに話すくらいならば社長に話すからいいや…となり、社長に電話を入れる。となると「現場はなにやってんだ!」とお叱りの繰り返し。


 本人は本人で「わかんないからこうでいいや」「言われたらごめんなさいすればいい」そんな姿勢なので悪循環。


 学校教育で一定数「ワカラナイので言ってください」「遠慮なく指摘してください」と主張する人がいる。いやいやソレ、本人はラクで、言う方がメンドクサイから。

 建築に限らず、どんな職人の世界でも、もっと言えば「社会」では、誰も君のためになることを教えてなんてくれない。
たとえ社会の窓があいてようが、誰も教えてくれないのよ。



 自ら目を見開き、見て覚える。
  職人の世界なんて昔からそう。 
 見てるだけでは「ぼーっとしてる」と思われてダメ。
 自ら近づき、同じ視線にならなければダメ。
 同じ空気を吸い、同じ時間を過ごし、同じ汗をかく。
 相手のためを思う行動をすれば、相手は知恵や知識をわけてくれる。
 それの積み重ね。
 他人からはお前の事情なんて関係ないんだよ。
 汚れていいカッコして、まず手を汚すのが基本だろ。


 「現場に掃除用具がない」


  すごく気になった。
 「ほうきくらい買いましょうよ」と言って買ってもらったが、当然チリトリもついてくるものだと思ってたら…ない。
 「ケチなのか会社の方針なのか?」…社長に聞くと「買っていいよ!」と即答。


 まぁいい、近々置き場に行きそうだし、置き場にあったような?…その際にもってこよう
 そう思ってたら、遠方の置き場に行くチャンスが次々とつぶれていく。


 その間何度も買い物に行って買ってこない、彼の中の優先順位の低さに驚く。
 職人さんに指摘され、やっとほうきとチリトリを用意してくれたが…


 そもそも社長からは「隣地へゴミが絶対に出ないように」と指示。


 「だったら隣地に出る前に掃除すればいいじゃん」まず最初に行うべきアタリマエの理屈。


 それがわかってない若手。
 「私たちだって毎日常駐しているわけでなし、掃除しにきているわけじゃないし」


 「………はぁ?」


 もう独自で動こう。
 私はそう決め。 
  
 もともとキレイな場所は汚さないんだよ。


 職人さんが作業しながらゴミが出るので、その手元足元をこれ見よがしに掃除して歩いた。
 小一時間掃除しただろうか。
 冷たい風が吹いてる中、この現場では彼以外は汗をかいていた。
 スーツで来た彼は「作業着じゃないから着こんでないから寒い」と言っていたが、わかってないなぁ、そうじゃなんだよ。


 何かと難しい世の中だけど、基本中の基本「掃除」。
 近所付き合いだって、朝晩軽く掃除をしていけばトラブルも防ぎやすくなる。
 現場の中だって、足元が汚いとケガにもつながる。「掃除・片付け・整理整頓」は最重要課題であり、経験上、キレイな現場は結果的に工程も早くなる。これ、セコカンの実務の方で書いてやったよwww。伝わんなかったらしいけどなw。現場を知らない奴ほどわかんないと思うよ。
 いい加減な奴ほど「まとめてやるからいい」と後回しへの理由付け。
 だいたいそんな現場は汚いし、汚い現場は大抵理由や問題がある。
 


掃除した後、帰りには職人さん達から話しかけられるようになった。
翌日には現場のことを少しずつ教えてくれるようになり、私のことも訊ねられた。


資格がない、経験年数がないなんて関係なく…
信用と信頼の積み重ねの一歩ってこんなところじゃないのかね?


実は今の建築で、建築士・設計士さんが、なにか、こう軽視されたりナメられるのは…この理由だと思う。
自分のかかわった現場なのに、キレイなスーツやジャケット、革靴でさ。
現場がわかんないと図面なんて書けないはず。
机上ではわからないことばかりだよ。
いい仕事したいなら…現場に足を運ぶべきだと思うけどなぁ…。

就活中

 「建築業から離れたい」という気持ちは強かった。


  特に今までやっていた鉄工は完全に離れたく。


 いままで整備工場のバックヤードでこそこそと仕事をしていたが、隣が鉄工所。


 「もしうちがそのままやっていたならば」といった感じのよう…いや更に忙しいか。


 「これくらいやらないとだめなのかぁ」と感心した部分もある。



  しかし作業をしているのはベト〇ム人数名。


  彼に工場長らしき人は怒鳴りつける。
  
  「何度言ったらわかるんだ?!」


  …言葉が通じないんだもの、アタリマエでしょ。


  日本人だって思い通りにいかない。昭和の夫婦じゃあるまいし、そんなにうまくいくことなんてないって。


  でも、その「怒鳴りつける」という行為が嫌で。




  整備工場から特殊製品のオーダーをもらって製作をしていたのだけども…
  
  あまりにもペースが遅く、これじゃ暮らしていけないので、失礼させていただいた。


  新規事業という話もあったが…でも、ぶっちゃけ時間切れ。
 


  いろんなことを考えたけども…
  
  まぁ仕事に対しストイックにならない生活もいいのかなと。


  というよりも、世の人のほとんどはそんなにストイックじゃないって …と嫁に悟られた。


  「社長なんてやってるとプライドが許さないときとかあるでしょう?」


   …冗談じゃありません。「今まで自由にやってきて…」…自由をはき違えてませんか?


  
   ある面接で。
   
   社長というのが出てきて実家は同業だと。


   で、頭ごなしに私のことをあーだのこーだのいう。


   私は「は…はぁ…」と我慢我慢で通したら…


   「だからこそがんばってね」という入社の意図かと思った。面接も二回目だし。


   そしたら…後日「残念ながら…」ですと。…文句の言われ損w。


  
   また…ハロワのシステムもなかなか昭和…いや平成的で。


   自宅でPCで検索できるのはいいけども、目星をつけて紹介状をもらいに行かねばならない。そこからは昭和マティック。紙ベースのオンパレード。しかし個人に対し、A3の履歴書・写真付き・おまけに職務経歴書も添付してねって…これは労基は動くべきこと。


 履歴書1~2通で決まった時代もあったろうが、今や「お試し募集」が非常に多い。
「書類選考アリ」なのだ。私の時代…というかつい数年前まで「必ず会わなきゃいけない」と言われてたはずなのに…


 書類選考でボツがあるため、何通を撃つのには、PCで仕上げた写真付きの履歴書が必要…なのだけども、どこでも法人の事務所ならばA3の複合機があるが、個人のプリンターではA3の品物は皆無。
 「じゃぁコンビニプリントで」となるとA3フルカラー1枚100円。
  そこに経歴書がA4で1枚20円としましょうか。
  
 さらに、A4の封筒を買ってきて、郵便局で普通郵便120円。
 1発240円。1発だけでは反応がない場合もあるので、2~3発撃つ。


 「…そんなもんでしょ」と言われるかもしれないが、これにハロワまでの交通費がかかる。私んとこは隣の市にハロワ本部があるが、駐車場代が高い。最近、やっすい適正価格を見つけたが、じゃないと足元を見た1時間1000円ほどとなってしまう。
 実はうちの市にも出先機関があるのだが、オープンが朝遅い。ウダウダやってると半日過ぎてしまう。時間がもったいない!!


 私の場合、オトナ、家にPC有、車アリ、なのでこれだけで済むが、PCがない家庭なんてたくさんある。PCを使えない人もいるし、みんな簡単に「ワード」というが、ワードが入ってないPCなんてたくさんあるし、そもそもWordって有料アプリ。まぁ私は平気で無料の互換を拾ってきて使うが、そうなるとマクロが微妙に違って履歴書なんかは要調整。
 て、なると求人票にある「エクセル・Wordが使える人」ではないと無理。


履歴書は「手書きだっていいだろ」となり、手書きでいいと思うけども、それならば写真は不要にするべきよ。写真だって安くないし、しかも写真屋さんでデータ化したのを使うんだし…。


となると、若い子からすれば履歴書一つ書くのも大変となる。
なので最近は「履歴書不要」という案件も多いが…ほんの一部。


「最低賃金で、尚且つ、書類選考すら通らないのは、心が折れる」と。
 …うんうん私もそう思います。


 ハロワのシステムも、名前やそのほか詳細を入れるものだから、履歴書は不要なはずなのだけども、個人情報の流出する管理を恐れてか、「履歴書」に頼る。


 ある案件で「メールで送ってくれていいですよ」という企業さんがあった。
 「じゃぁ紹介状はどうするの?」とハロワの受付で訊ねたら「スキャンして…」「おいw」 


 世の瀬古間の人気なこと人気なこと…
 まぁそれがいないと案件が進まない…のはごもっともだけども…
 かなりいい金額をちらつかせてるのも多々ある。
 それだけ「人」がいないのだろうけども…
 だから…そうか…あの時、うちの社員も図に乗ったんだなぁ…
 今だからわかる気がする。
 それを引き付けておくだけの企業に魅力なんてあるはずもなく…
 となると、派遣で呼ぶのだそうだ。…なんだかうまくできてるわ。


 でも殺伐としてるよな。
 殺伐としていいほど儲かる仕事でもないはずで。
 本来、腕や人柄が大きく左右され、それが信頼につながるはずなのだけどもな…


 まぁ…とにもかくにも…いろいろあって。


 この年末までに何か兆しは見えないのかなーと思ったら、先週末に面接ダブルヘッダー。
  
 午前中にあっけなく「うち来なよ!」と言われて…拍子抜け。


 午後はアットホームな社長さんのお話が聞けて…心にしみた。…呼んでくれないかなぁと。
 で、家に帰ったら、書類選考で先方ノリノリの案件。来年ちょっとしたら面接予定…なんて話になってしまった。


 これで年を越せそう…
 …ほっと一安心。
 


そしてなぜこのブログに書いたのか。
また勉強が始まることを意味しているのです。