プラン図やり直し
早期演習課題2。
前日トレースした課題。
この問題は奥が深い。
トレース時に、0.5m単位で幅を利用していたのに気が付いていたが…
そんなことを考えながら、
自分のプランを…
まず思いつくところで反省。
前回、プラン完了時に「住宅部200m2以下」をナメてかかってた事。
「何か理由があるなー」とは最初から気が付いていたのだが…
基本形が8x13mなので、2Fで104m2、3Fで80m2と考えていたため、「184m2。んま、残り16m2もあれば1Fの多少の物はOKね」と、あまく考えていたのだけども、1Fで階段が2x4で8m2、EVが2x2で4m2 ここまでで小計12m2なのは理解していたのだけども…玄関で、防火戸でカフェ部と出入りするために2x3m取ってた。これで6m2。
計18m2。 となると2m2 overとなる。
ガッコーでは、作図に入る際に気が付いて、この時点でEVの開口部の向きを90度曲げ、踊り場とEVポーチ共用セットにすれば良かったのだが、それを思いつかず、玄関に無理やり玄関ポーチをつけて2m2程削り、EVの開口部の向きをヘンな書き方をしてしまった。
…この点の反省は…
そもそもEVの出入り口の向きの悪さ
階段とセットで考え、階段の踊り場をEVポーチとして利用するコンパクトな考え。
これ、わかってたのだけども前回のプラン時にパッと出てこず。
他は…柱の位置。
グリッドが 東西に8mx南北に13mで、柱の配置から考えると…どうしてもやっぱり前回同様となり、3Fのバルコニー部は柱がRF部にまで伸びる。
前回の講義で「このバルコニー形状をどう考えるか」については、講師も迷いがあった。
「キレイに収めるという意味では減点かもだけど、実際にはいくらでも存在するので」
1Fの部屋の都合上どうしようもない…なんて話をしていた。
他の受講生もそうしてたようなので、皆こうなるようだ。
柱を重視で…どう部屋を配置したらそうなるのやら。
模範解答をよーーくみると、2m幅を使ってない部位、つまり0.5m単位で配置をし、ツメツメでやってるのと、今までの教わり方とは違い、カフェで入り口部は狭かったり、1F業務用廊下部は狭かったりと、今までの教えよりもコンパクトに作られている。
ただ、もう、こうなるとワカンナイ。
レジカウンターのサイズや出入り口はこの開口サイズでいいのか…とか、細かいトコの応用や場数をやってないと、パッと出てこない。実際の店舗ならば存在するようなサイズでも、それは試験用として良いのかどうなのかが判断つかない。
「妥協配置」じゃないかと思うのだけども…たまに模範解答でも壁の長さ2mの真ん中に柱が来ている部屋がある。見栄えの悪い部屋や倉庫、更衣室等…というところではOKらしい。
例えば階段幅も75cm以上とならと法令にはなっているが、その幅ギリギリの階段というのは実際には使いにくいので存在しない…いや、最近は狭小地の案件で見かけるけど「良いのかなぁ引っ越し屋さん苦労するぞコレ」というものがある。
試験でもソレでいいのだろうか? 法令に適合していれば「×」ではないだろうけども、「使い勝手が良い=美しいプラン=試験プラン」だと思うのだが…
柱の位置を狙った部屋の配置となると…なかなか難しいもんだニャー。
今はわかんないんだもの、しょうがない。
この辺は後に解説をしてくれるでしょ…
ということで、今出来ることの最善でやることにした。
柱の位置は前回同様で。
で…プランがある程度できた所で計算をしてみる。
2F3Fは容量が同じなので、やっぱり玄関ポーチを2m2程引かねばならない。
線で書くのは簡単だが…
そうなると玄関の広さと防火戸、下足入れの配置関係が美しくない。
折角やるのだもの、この辺も修正をしておきたい。
「他で住宅部容量を削れる所があるだろか?!」
カンタンに思いつくのは3F部のルーフバルコニー。もう少し広く取れればいいのだが…と横を縦にして考えても同じ平米数。
どうやらコレではない。
他にもちっさなバルコニーを作ろうかと考えたが、それもまた無理な話。
となると…建物の全体的に、か?!。
主要室が指定に反し、ちょっとずつ広くなってしまってるのも気になるが…
全階、南北方向に廊下が伸びてるので、廊下分横幅を0.5mつめれば、住宅部の200m2は余裕をもってクリアする。廊下部の幅指定が住宅部にあるが1.1m以上なので問題ない。
「…これ、去年の4間パターン崩しのヤツじゃない?」
去年木造をやってて「廊下幅1間」というのに、ずっと違和感を感じてた。
1間もある廊下幅…昔の農家さんじゃあるまいし、そんなの一般的にはイマドキない。
そう疑問を持っていたのだが…
本試験で「階段の指定」が出る。
階段のステップの高さ指定なのだが、段割すると1間階段では収まらない。じゃぁどうするか。階段を張り出し、廊下幅を詰めれば他のサニタリーユニットのヘンな指定もスッキリ収まる… という…
必殺「4間パターン崩しっ!」
まぁそれでも階段の寸法指定の減点のみで合格した人は多いようで。
ここで「?!」となった人はグズグズになってしまった…という、センターの必殺技だったw。
つまり…固定観念で廊下幅を決めずに「疑え!」ということ。
でもさ…これ、どこの段階で疑ったらいいのだろう?
今回、プラン終了時に気が付いたが、これではダメなのだ。
「建築可能範囲」から疑いもなくプランを終わらせようとしたという所が間違い…か。
途中「住宅部200m2以下だけど大丈夫?」と気が付くポイントが無きゃダメってこと。
それをどの段階で検証をするか なのだが…