解いてみた


 講師も解き、提出することになるそうな。
 今更ナァ…と思うのだけども、毎年契約している人にとってはルーティンワークらしい。


 まぁ文句言わずやるのがいいわけで。


 流れから。


16Mx16Mスクエア形状。南西二面道路、私の脳が得意な場面。


南、西、道路の形状をみて…とはいえ、以前は「どっちが本道か?」と意味不なのを習ったが、車が出入りできないような道路、小道とくっついてるわけないもんね。


 で、脳が得意の南東の車配置。南北は…そこから16000ー5460-910 で 9630≒9100=5K  OK。


 東西は、同じく16000 - 910-910= 14180=7.79(K)付近。で 7.5Kで推理。
 14180 - 13650 =530mm つまり、横幅「910 7.5K 910」で取った場合、数字上530mm余るという考え。南側に要求室が並びそうだ。南側玄関2つはめんどっちー。
 となると西側に玄関を持っていく場合は1820は欲しいので、「1820  7K  1440」となる。


 仮にここで1階5K×7K 2階4Kx7Kと推理。
 9.1 x 12.74= 115.934
7.28x12.74=92.7472
 1+2で208.6812 となるので、ほぼほぼOK。170~250で210。


で、外回りの役物の確認。
スロープがなんだか怪しいけども、玄関レベルの指定がないので、350まで上げて外スロープx2か。それでもスロープが邪魔くさいので、西側の北側玄関にもってってのスロープで南方面に向かって、降りたあたりで駐輪場の感じ。



私の解き方ってこんな感じ。
要求室をパラらっと目を通して、要求室の計算は後回しにし、どちらかというと軽視する。
むしろ、建築可能範囲重視で物事を決めていくし、要求室の個々の容量は間違ってても後からついてくる感じ。


学校では読んで降りていく、つまり要求室から計算をし、器の形状を確かめていくのだけども、私は順番が違うだけ。私は予想やイメージをつけたい方なので、こっちの方からがしっくりくる。
ただしこの考え方は、1階等で想定した容量より増やす場合については想像しにくい…となるのだろうか?どうだろか?まぁ自分の脳だけの問題なので「必要により増やすよ」と考えとけばいいが、人様はどうもこの「必要によって増やすよ」という感覚がつかめないらしい。


なんでかなーとガッコーでみていたら、1つは…
「せっかく計算で積み上げてきたものを覆すのが嫌だ、怖い、モッタイナイ」というのがある。私は物事ダメなら平気でひっくり返しちゃうのでなんとも思わないのだが、確かに最初に畳数換算にし、そこで正解かどうかもわからないのに、コツコツ積み上げた計算を大事にしてしまうのもわかる気がする。


最初から、畳数換算が苦手な人だったら?
これは私自身そうなのだ。畳で全くイメージがつかない。
幼いころ団地に住んでいたので、見上げると天井のパネルの向きで畳の形状を覚えたもので。でも…仕事は畳と関係ないし、実家は…うん、そりゃ和室はあったけど、でもその後自分で選んだ部屋は和室ではなく無理やり作ったフローリングで、今のマンションは和室設定の部屋だけども不人気だったので、色付きの琉球畳風にしましたーみたいなもので。
なので畳にはまったく馴染みがない。


学校のテキストや講師は「普段の常識で…」というが…
それがつかめない。


というのは例えば「適宜設定」された「子供室」。
何畳で書く?
…私は貧乏の家で育ったから、自分の部屋をあてがわれるだけ大喜びだ。2畳だって3畳だってかまわない。それを「最低5畳程度で、まぁ6畳ですね」と言われたら「すごい!スネ夫の家だ」と思ってしまう。6畳なんてLDKだ。え?LDKは14畳?!なにそれ?!…となるよ。


 …昭和の家だから…
 そんなことはなくって。

 例えばウチのマンションもそう。3LDKだけども、南側和室はLDKと一体で使っててあけっぱ(じゃないととてもじゃないが狭い)、もう一つは寝室の6畳ほど。確かにWICはつながってる。もう一つは5畳程の勉強部屋及び納戸扱いw。購入する際に4LDKや他の大きな部屋も見せてもらったが、4LDKは狭い5畳の部屋が追加してるだけで、なんだか昔のハコヘルを思い出したし、ワイドと言われる部屋も値段差のバランスを考えると「だからなに?」と思ってしまった。
 それはそうとして…ウチの部屋が量産型企画だが、これで夫婦及びお子2人とか住んでるところは今も昔も多いと思う。団地も同じだしアパートスタイルなんかワケわからんし。


  なので、まったくもって「常識的に予想しろ」と言われても困るよね



 建築に関わりのある人、親から職人の家、建築屋の家の子ならばいいけども…


 今や、ただ仕事として建築関係にいるだけで…フツーに社員であり、プライベートは別という人もたくさんいる。
 また、会社でも家をカタログ商品としてパーツの組み合わせで呼んでいる所もあるし…
 つまり…人さまざまってこと。


 それをイッショクタに「何畳がどうの」と言われても
 たしかに「え?!1畳って何畳?」となるのは気持ちがよくわかる。
 その場では「トリニクってなんのにく?」と笑ったが…でもほんとこれが実情。


 「けんちくに携わってんだから、サー それくらいさー」
 なんて言える時代ではない。
 それは「教える側の甘え…」ではないかと考える。
 …あ、私を含めてね。


 「な?わかるだろ?な?なっ?」と
  やってるだけ…なのか?


 そもそも それだけ今の仕事に魅力を感じない。
 また 生き様だと思ってやってない。
 まぁそうだよな、私だって業界に魅力は全く感じないもん、な。


 ドアの開口部だって、私だって背が6尺あるから最低2Mのドア高欲しい。
 カーテンだって、窓開口や丈の話になるので、「〇間」とかどうでもいい話。
 「日本家屋ガー」なんていうけど、そもそも畳屋さんだって、都度都度実測じゃん。
 尺だの間だのというのは、もう壁紙の裏側、躯体部の話ではないのか?



 …えーっとなんの話だっけ。
 あぁ試験問題の要求室の広さ狭さのイメージの話。


 別に大部屋なんか14畳前後と…申し訳ないがテキトーに…そうしておけば…
 …大抵うまくはまっていく。

ぐにゃんぐにゃんのこんにゃく戦法。
  
  今回も正直適当に要求容量をたたき出し…係数をかけた。
  はい オーバー。だからって数字で迷わない。
  全く動じない。


 たとえば適宜のLDKを14畳とし、正解が16畳だったり12畳だったりと数字を決める根拠というのはあるのだろうか?
 ガッコーや講師は「要求する品物が書ければ」とか「使用する人数で計算が…」というが…それが正解なのだろうか?。
 1~2畳違い「はい!小さすぎー!減点!」となる理由を教えてほしいのよ。
もちろん学校では受講だし、また、すでに完成された課題としてるために何畳という数値を決め、それプラスマイナスで減点とやる…のもわかるが、試験は答えの幅が広い別物だと思うし、それを誰がどうやってたかだか1部屋の1~2畳を「大きい小さい」とジャッジするのか。その定義すらも曖昧なのだから、そもそもこんな数値なんて曖昧でいいのではないかと思う…というか所詮手に入れた土地の広さで中身なんて渋々決まるのが世の常なのよ。
 採点者だって、そんなの要求の有無でしか見てないと思う。


  そりゃ1畳のLDKとなれば話は別だが…なので多少の増減なんてどうでもいい…つまり、この辺はアバウトでいい話かと。
 それを皆さんはずいぶんと時間をかけ、また、それの出た答えによっては数値を増減をしてらっしゃる…別にそのエスキスった数字のメモを提出するわけではないのに。


 なので私はいつからか自分で解く時は適当になってる。
 自分の数値を信用してないからだ。
 2階はあまりにも適当に叩いたので7.5間くらいの数字がでたw
 が、まるっきり信用しない。で、数字をみて、スルーをし、「おさまるかな?」と思いつつプランをして、7間にほぉりこむ。
 で、1階に降りて…これまた適当に部屋をまくべる。
 で、玄関と階段の位置を調整して終了。
 よその模範解答とほぼ同じか。OKOK。



 いつもこんな感じの方がうまくいくし、正直数分だ。ガッコーの課題はがちがちで答えが誘導されるのでなかなか解けないが、本試は簡単というわけではなく「優しい」のだ。易しいではない。優しい。



「センス」らしいのだが…数字に踊らされたり迷ったりしない。
 自分を信用しない。これはいつでも私のスタイルw。
 
 これを他人様に教えるのが難しい。
 「あーそうそう、数字でた?で…どう?…うん、はいらない?…うん…じゃぁそれを一切無視して…」…なんていかないもんなぁ。
 それでいて…はまるのだから…むしろ要求室を全体容量で考えるのも…なのかも。


 それに我流を教えるのはよくないことですが…
 老若男女問わず理解する、理解できるようなシステムなのはガッコーの教え方だと思うし。


 でも…なんていうんだろ
 もう少し…肩の力を抜いたほうが解けると思うのですが…どうでしょうかね?

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