もしかしたら…ね

もし…ほれ、てつだってーって呼ばれたら…
行って「わかんねw」では恥ずかしいので…
少し復習をしている私 ^-^;;;


前回の試験センターの模範解答を見ただけなのだけども…
基本「3間」で書かれているという、おもしろ図面。

 


これについては見れば見るほど面白い。

最初に解答用紙をバーッと眺める。

変なところに樹木がある…この回のポイントで。

樹木より下に駐車場をおくと、これが狭い。奥行5005mmしかない。
ガッコーでは「幅2.5 x 5.5程度」と教わるが、これはあくまでも目安。

あくまでも一般的な駐車場のサイズの話でいくと奥行5Mが最小サイズ。
アルミのカーポートのサイズだって奥行5Mで、5Mであれはほぼほぼの車が停められる。
でもってよく見ると、駐車場の入り口には柵等が描かれていない。
アルミのアコーディオンドアやらなんやらをつけると、50cm程とられちゃう。つまり、車用の門扉は、なきゃないでもOKとした図面。 

細かいトコでは 玄関迄のスロープも…左手の設計事務所側のスロープは寸法の表記がないが有効幅1.2Mはないはずで、右手の住宅側は1.2Mはあるであろうけども、寸法表記がない。これは、問題用紙側で有効幅の指定がないからでしょうが、これからわかることは、「細かい寸法がどうこうではなく、重要なのは使い勝手」という現実重視の優しい解釈…かな?

でもって3間幅で描かれてるのがすごく気になる。
ワタクシの予想では4間幅で樹木が干渉しない位置、斜めのとこまで描いたのだけども…3間でズバッと左右に長くしちゃってもOKなのね。まぁこんなおうちあるもんね。
 

 

 で…これ…

 よーくみると、駐車場で車をを降り、右手の入り口に入るのには道路を通っていく形になる。よくガッコーで出る話であまり好ましくないとされる。あくまでも絵的な問題だが、門扉を少し上方向に戻したら美しいと思うけど…この辺もあんまり気にされてないのだろう。参考になる。

 もう一つが1F居住部。玄関からLDKを通り、トイレ、階段に行く迄の間は廊下という概念がない。ここもよくガッコーで指摘される部位。


 気になって2Fも眺めてみたけども…

 これ奥行3間のプランだけども…

 4間で追い込めちゃうプランなのに、ずいぶんゆったりとしたプランだなぁと。



実はわたくし…
木造製図をちゃんと教わってない。
「日〇は4間、総〇は5間パターン」という意味不明なことをいわれ…
「で?なに?」で理解せずに終わってしまった木造の回。

なのでこの模範解答の3間をみると面白さを感じ、
「おぅっ♪スゲー♪」と自由度がぐんと広がるのだけども…

でもって、もう一つ。
結構役に立つんじゃないかなというのは…階段のこと。
RCでも書いたのだけども、今や蹴上の寸法指定があることが多々ある。
階高は同じなので…

問題に指定がある場合。

例えば階高は2900mmと固定しているので、単純に割ってみると16.1。

んでもって、17個の蹴上が必要となる。17蹴上で170.5mm。



私が試験を受けた平成29年に突然出てきたようになっている「蹴上寸法指定」だけども、実は前年度にとっても大きなヒントがセンターの模範解答で出ていた。

平成28年の模範解答… 

階段のステップが「2段分稼げて」いるがこれで15蹴上

2900mm/15で193.33mm。
これで、問題の課題では蹴上げの寸法指定がない

 これ…そもそも1間×1間で描くことのできる階段の方が、段数が少なく、昭和ちっくだったりする。

これを読んでもらうとわかりやすいが…

階段には昇降する人にとって「~やすさ」がある。


幼稚園の階段はチマチマ小さいの…だったり。

比較的階高が低めの方が「怖くない」とされていて…

まぁそれとは別としても、試験の解答の1間x1間階段というのは昭和的なのである。


つまり…試験センター側も「階段の書き方は、こう、な?」

   「蹴上の最低限(フツーサイズ)はコレ、な」ということではないかと。

  

実は「これがサクッと書ける」のならば…仮に4間パターンなんて意味不なこと言っていた形状でもサクサクっとプランが出来たはず。

 この階段の書き方に慣れておけば…180mm以上という指定があった場合、中央の部分であと2段 横に追加すればいい。2275mmの中央部にもう2段追加すればいい。

  

 910mmで折り返して 1間×1間、幅1820mmのの場合は蹴上13@223mm

 中央2段増やして 1820+455で2275mmの蹴上15 @193mm

 中央計4段にして  2730で 蹴上17段  @170.5mm


 …この感覚を覚えておくと早いかと。

 でもどうみても…蹴上13って、やっぱり…ね。


仮に1間×1間のパズルゲームのエスキスの解き方でも…

大抵、両隣は水回りの何かで、このあたりで調整ができます。




 しかし29年度…ガッコーは1間×1間の階段しか書いてない。鉄砲階段の資料を配られたが、対応はできてなかった。

 「1間×1間階段しかけない」試験でここをすっとぼけて1間x1間階段で書いても合格が多かったそう。



時には「おとぼけ」も必要だという話であるが(違)、


 戸惑ってしまって書けなくて悩むのが命取りなのよ。

 なので翌年私のRCの年からは、階段を理解させるための課題が多くでた。


 …階段というのはいろんなレパートリーがあり、またそれで部屋のレイアウトもぐっと違ってくるので、いろんな種類を書けるようにしておくと便利だという話…


 と、


もう一つは「復習しようぜ!」ということ。

あ、お題は決まってるから、内容的にね。

 私だって1年目は過去問なんて振り返る時間はなかったけど、2年目はRCだったので一通り目を通したもんで。


 …ガッコーは、28年の試験を終えた後、結果的にヒントになったこの部分に気が付かなかった、29年に生かされなかったのかもしれないなと。



で、今度の試験はズバリ!…予想


矩計図を書かせるのはわかってるので…

「狭小地」もしくは「小さめな設定の住宅」だと「勝手に」予想します。


「矩計図を書くから、書くウエイトを減らす」という考え方ではなく…矩計図は後付けの考え。絵画量に関しては優しくしてくれないのがこの試験。

一昨年私の時だってRCで初の部分詳細図とかだったし…書く量を増やすのは問題なしと考えているようなので。


今、試験課題で書いている作図は、かなり大きな家。敷地だって80坪とかで、内容はゆったり、都心では夢の住宅。

 でも…現実社会では…小さな土地の中ギュウギュウ、なのにもかかわらず、中身はゆったりとした使い道が求められてて…。

 試験課題でそれやっちゃうとお客の趣向が強すぎちゃう、へんちくりんな家ばかりできてしまうので試験では一般的ではないかと。


 そこで発想の転換。


 模範解答が3間で書いている?!

 のをヒントとして考えてみると…


 

  シェアハウスということで、小さな部屋をたくさん…というイメージで「大きな家」とイメージをするのが一般的ですが、逆を突く…建築面積が想定より小さい…とか。


 1間幅の廊下や、1間x1間のトイレ、玄関、階段の形状など、演習問題では「昭和かよ」と突っ込みたくなるものもあるので…その辺をちちくられるのではないか。

 なのでコンパクトにも書けるようにしておかないと。


 また、子供部屋などの過去問の回答を見ていると、思ったよりも日差しがどうのとか重視されないレイアウトから考えるに、今回の各個室はお日様重視でも…勢い余って北西にも配置する可能性は大。


 でもって土地の形状が真四角ではなく、最初っから変な形…とか。


 あとはオーナーの老夫婦と、借主との関わり合いがどうかとか…


 まぁこんなところが気になりました。


 



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