学校に行くべきかどうか4(独学編)

「独学」について書いていきます。

独学に関しては…どうすればっていうのは…
とにかく「モチベーション次第」ではないでしょうか。

例えばブログ等でよく「独学で受かった」みたいにあるのは、大抵はモチベーションを維持できる人、またはブログ等を書いて「自分を追い込める人」だと思います。

 マネしようとしても…
 人間ですものナカナカそうもいきません。
 仕事・生活・遊び…誘惑から…勉強時間をどう作るかが問題。

「独学=費用が安い=自由な時間に勉強できる」程度と捉えていると難しいと思います。

 私は追われないと出来ない方なので、やっぱりガッコーが良いと思います。
 ガッコーに行けば渋々でもやりますし、仕事や生活でも「ガッコーがあるから」「宿題だから」と勉強の予定を立てやすくなります。

 …とはいえガッコーに通ったトコでもやっぱりモチベーションを維持できるかどうかは別問題なので、どっちもどっちと言われたらそれまでなのかもしれません。


何らかな事情でどうしても独学で受けねば…と言う人もいると思います。

なので、あくまでも私の妄想ではございますが、もし私が生まれ変わり…いや、例えば会社に後輩等がいて、そいつが独学でやりたいといいだしたら…のカリキュラムを書いてみます。大きく矛盾してますが…独学でやる方法として…


学科に関しては、問題解説集5年~10年分を4周やる。これに尽きます。
結果的にはガッコーもコレです。
答えを覚えるのではなく、ちゃんと選択肢の全ての意味がわかって4周やるということなので、お間違いなく。なのである程度の教材を事前に読み込む方が良いと思います。セコカンとか持っている人ならば、似たような問題ではありますな。8割は過去問or過去問変化なので、全て理解すれば6割は取れ、合格でしょう。

製図に関しては…
日〇、総合あたりから対策本が課題として出ます。
今年のはやってませんが、去年の木造の時は「多少温い課題」という印象でした。
なので「ガッコーに行っている人はもっと高負荷問題なんだ」と思っていれば…それだけでもなんとかなるかもしれんかなと思います。

とりあえず、最初の頃はスピードアップ作図法。作図手順を考えながらトレース。
自分なりにドンドンと書いてみます。タテタテヨコヨコ…と。次回は木造でしょうから、2階を中心に考え、左手に1階、右手に梁伏図…と 一気に「仮線」をかいていければいいのではないかな。
意識するだけでもずいぶんとスピードが上がるはずです。
ガッコーでは「最初はトレースに10時間位かかる」と言われますが、この時点で10時間もかけたら疲れちゃいますし、時間がモッタイナイので、最初から意識してスピードアップを心掛けます。

コツとしては…
 チマチマ・こちょこちょと一部だけ書いて全てを仕上げようとすると、時間ばっかりかかります。大雑把に大雑把に書いていく。細部は後回し…という感覚です。

トレースで「ついでついで」で ドンドン書いていって、どこかの模範解答のトレースで3時間半程度で書ききれるように練習。
 …これはセンターからのお題がなくとも練習はいくらでも出来ますよね。

年末から始めて2月頃迄に、なんとか3時間半程度で書き終えられるようにしたいとこ。
…で、ガッコーの人は「前半戦に突入」なので、独学も同じ位がベストなのではないでしょうか?。とにかく55%以上に滑り込むには、独学でもガッコーに通う人を意識した方が良いでしょうねぇ。
 まぁ私の経験では、ガッコー前半戦 初回あたりで3時間半で書ききれる2年生は半分程度でした。という事は、2月3時間半以内で書ききれるような独学をすればいいのです。

 ここで間違ってはいけないのは…
 ネットで浮遊している「ここまで書く必要はない」というネタ。
 サッシ廻りや、駐車場などなどの小物で「書き過ぎ!」という意見が多々あります。

 「もっと略すべき」とか「手書きでもいいんだから」的な。
 でもこれ、確かに減点法で言えば採点の対象ではないでしょうが、「印象点でクリアしたい」と考えるとどうでしょうか。

 最初は時短の為「書かない」「ラクしたい」みたいなことを誰しも考えます。
 私もそうでしたw。いえいえ特に私がそうでした。
 今回のエレベーターもEVと書いたり、四角を正方形で書いたり、バッテンを書かなかったりしたものですが、現講師から「めんどくさがらず書いて!」と言われました。
 特に木造の際には他の受講生は「庇を書かない」「余計なものは書かない」としており、真似ましたが 「まゆげのない人」「ネコにまゆげw」みたいなもので、「ちょっと違和感」で 印象が悪くなる可能性は大です。

 とにかく初期の段階は書いた方が練習となりますので、変な情報に惑わされずに、模範解答に書かれている内容は全て書くように練習していきましょう。
 最終的に試験直前になれば、どうせこんなの気にする必要も全くなくなりますから。

その後
お題発表までに3か月間位は、プランの演習をしながら作図。

一般的に「お題が出てから」と言われますが、私は違ったな。勉強には無駄がありませんので過去問等何の課題でもやるべきです。過去問もネットで入手可能ですし、建〇士コムさんでは過去の演習問題が出ております。本試では必ず似たような問題が出ますので、適当にチョイスしてやればよいでしょう。

 例えば今回のRCで言えば「3階建て・店舗」というだけで全体像が似てきます。
 過去問の「キッズショップ」あたりはソックリでしたし、ガッコーでも演習問題としてキッズショップの時のヤツが何パターンか出てました。

 木造であれば…今回「初の木造3階建て」なーんて考えられなくもないのですが、そうなると、書く面数が増えるのでたぶん2階建てでしょうね。
まぁお題は出て無くとも…2階建てと絞れば、やる事、やれる事はほぼ一緒です。

 なんとなくですが…
 前回木造は3世代という一般的な「二世帯住宅」でしたし、来年は商用かもしくは施設的な何かそんなのが出るのではないかという気もします。
 でも二階は住宅部にしたいでしょうから…下は何にするのか…んー。
 今流行りの1階がガレージの家とか…メゾネットタイプのアパートとかあり得るかもしれませんね。

 もし商業目的ならば、魚屋か八百屋の看板の違い…レベルのイメージで、と、捉えて大丈夫だと思います。今日日商店付住宅は考えにくいかな… それよりも「採光をふんだんに得れる住宅」とか…今年防火関連がちょびっと触れたので、なんとなくですが学科の「採光」あたりが触れられてもおかしくない…かぁ?!。
 ガッコーでは「窓をかけばクリア」とされている部分にメスが入る…かも?!。
 イヤイヤ…それよりも有りそうなのが「耐震性」ではないか? 今までは「耐震性を考慮し」とある程度だったのが「耐震性を考慮したのを数値で」とか…。まぁこの辺はもし万が一出たとしても、サプライズ問題でしょうから、落としても問題なさそうですけどね。

 まぁそんなトコをウダウダと素人ながら推理していって、いろんな課題に目を通すのも面白いかと思います。

 でもって…内容はどうであれ…課題が出てなくとも出来る事は…たくさん!

 でもって、プラン・レイアウトに関しては…
 これも同じ。

 ネットで拾って遊び気分で柔軟にプランをしてもだんだんと楽しくなってきます。
 それでも拾う課題が足りなければ、1つの課題でも広いプランが決まれば、あえて狭いプランを書いたり、またその逆をするだけでも相当な勉強となります。

 同じネタでも東西南北の道路の位置、道路も2方向の場合もあります。
 だいたいこれで4パターンは出来ます。
 もっとも 東西とか反転する程度でもありますが、雰囲気が違ってきます。
 駐車場の配置でも建物の形状がガラリと変わり遊べますし…
 梁伏図の「梁せい」のメンドクサイ関係を覚えたり…
 「吹抜け」あたりが出てくる課題だと面倒な感じになる事を体感しておく。
 最近多い「スロープの設定」や、「可変間仕切り」で使用する部屋を変化させるのも有でしょう。こんなパターンを想定した課題をどんどん書きます。

 住宅部の間取りに関しては 〇〇m2~〇〇m2とだいたいの大きさを覚えておき…1パターンで覚えるのではなく、小さくても大きくても柔軟に考えていけるようにします。
 子供室だって別に指定がなければ4.5畳でも良いはずですが、同じ作図上にウォークインクロゼットや納戸が同じ4.5畳で存在したらオカシイですし、子供室が2つ設定があっても同じ広さが推奨ですが、どうしてもの場合は同じ広さにする必要もありません。2間サイズで指定容量の問題で長細いLDKとなってしまった場合には、台所部をどこに置くかで見た目はガラリとかわります。LDKは「1室でまとめても良い」という言葉は別に真四角にまとめる必要はなく、L型でも絵的にまとまっていれば良いのです。…等と言う、柔軟性・バランスを数多くの課題を見て養う事が必要です。

 でもって日〇では29年にヤラレた「ステップ高指定の階段=1間階段ではない」事とか…たぶんまた来年も動画で何度もやるだろうなぁ…この辺の階段も複数パターンを書いておく。幅広、幅狭、鉄砲階段、踊り場でどれだけ段割するか…などなども書いておくと、バリエーションが増え、柔軟に対応できるようになります。

 特に廊下幅を1間で取ると決めつけてしまうのは危険な考え。
 今日日農家さんじゃあるまいし、廊下幅を1.8mも取るとは思えません。
 イマドキの課題の流れ的には「ゆとりのある浴室のサイズで」とかが求められやすいですので、そうなると廊下を狭く、かつ、将来性を考えて廊下もややゆとりのあるサイズをと求められるでしょうなぁ。マスで言うと「910+455」で廊下幅は「1365」。これは壁芯寸法なので、有効幅を1200mm以上…とかあたりも意識。
 おトイレに関しては1間×1間ではなく「910x1820」とかもありますので、こんな変化サイズをどんどん利用し、覚えていった方が プランはスムーズだと思います。
 
 もう一つ…大事なトコ。
 「計画の要点」です
  作図ばかりに気をとられ、軽視されがちですが…とにかくいろんな文章を書いて、語句を繋げてそれらしくする練習が必要です。私は字が下手なので、時間があればとにかく真似て書いての繰り返しをしました。本試では…あんまり書けなかったけど^-^;でも練習しなければもっと書けないかもしれません。

 6月頃発表となり…
 学科が終わった7月頃からガッコーの本領発揮!

 ガッコーは7月頃から気合いを入れて演習課題を出してきます。
 ガッコーに通う人は、「ほうほう こんなのかー」と思いつつ作図作業が出来ますが…独学だと自分で想定しなければなりません。遅れて課題本が出回ります。

 ガッコーのエライ人達は、お題を噛み砕いていろいろと想定をします。課題沿った独特の必要な役物、それに対するクセ、等を覚えて行けばよいのではないでしょうか。たぶん演習課題を見ると「あー何年頃の過去問に似てる」とか思うでしょうし、また、課題に対する役物で「こんなのが要求で出るかも?」みたいなのが「過去問でやった分だけ」予想できます。

 ガッコーは7~8課題程やり、対策本では4課題程度となるそうですが、日〇・総〇の双方の対策本を買えば、重複しているものでも十分遊べて8課題弱です。これを1課題1枚書けばいいのではなく、狭いパターン広いパターン、また駐車場の位置等でも建物は大きく変わってきます。そうやって1課題を何度も利用をすれば…十分鍛えられるでしょう。
 その後、総合・日〇等の模試に、課題をもらいに、とか、周囲の雰囲気を掴みにいく…とした程度でも良いと思いますし、この時の摸試の結果でゲンナリしなくとも、模試以降の頑張りで一年生等は受かりますので、小手調べ程度でも良いかと思います。

 で、本試は、割と「対策本程度」の課題のウエイトですので、
対策本で十二分に「楽しめれば」書ききれると思います。

でもって本試で「卒なく」書ききれれば 合格率6割は上回る可能性は大と思います。

 製図の試験って面白いよ?
 出来るようになってくると、製図の試験勉強は本当に面白くなってきます。

 とにかく合格へのモチベーションと作図スピードでしょうなぁ。
 
 ガッコーに行っても結構キツイ宿題を出されますので、ガッコーに行く人も事前に練習しないとシンドクなる一方。ガッコーではソレをラクに回避する方法なんて教えてくれません。
 作図スピードがつけば、宿題をやるのもラクになりますし、宿題を楽しむ事もできます。

 それと同様に独学でも、自分を追い込み楽しむために初期段階でスピードアップが一番だと思います。

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