レモンさんとドラさん

初号機がドラさん。
たぶん601というやつかな。去年のモデル。

ガッコーの「教材セット」で申し込み、買ったモノで。


今年のモデルはマクラが進化し、高い勾配で保持!ということになってるが、ネット上でもそれらは明記されておりませんですが、ガッコーの受講生が使ってます。


これについては…
試験の際、各ガッコーが配る段ボールマクラが問題になっているとのこと。
帰りに捨ててっちゃう受験生が多いそうで、借りてる会場なので問題…とのこと。
まぁエコの時代だし。使い捨ても…ちょっと、ね。
そうゆう意味あいもあったりなかったりなのかなぁ…


私もさんざんマクラはやってきたが、結果「要らネ!」となってしまった。


マクラがあると体や腰にラク…という気もしないでもないのだが、まず腕の角度がちょっと変になる。手首にへんな角度がつくという感じだろうか。それもまた肩に負担があるようで、肩こりとなってしまうが、それはまた我慢したとしても、手首の角度がおかしいとシャー芯の角度も難しくなる。


講師が言う通り「マス目に対して真上から見る」という方が良いようだ。
「立って急いで描く」「立ってる時間は短時間で」というのが宜しいようで。


少し前迄のドラさんのモデルならば有料でマクラ付きにしてくれるそうだが、10営業日程かかるという話。その際に一緒にオーバーホールに出すのが宜しいのでしょうけど。



さて、初号機どらさんと、二号機レモンさんとの違い。
正確には「どらさんとマックスさん」という違いでもあるのだが…


一晩使ったのでインプレ。


圧倒的に違うのはやっぱり軽さ。
何が違うかというと、全体的にレモンさんのは小ぶりだ。
ドラさんL、レモンさんM という感じ。もちろん板の大きさは同じだが、厚みが若干違うように思える。重さの違いも確かに女性はグンと楽になると思う。
本体だけで500g程違うそうだが(これは不明)、これにガッコーに行く際には用紙やなにやらだもの、全体の重さが重くなるもんね。そう考えると少しでも軽いのは有。


次に、細部。
平行定規の可動は…若干ざざーーッと音がするのがレモンさん。
これはどうゆう具合だろう、平行定規が擦れてるのかな?と思ったのだが、フロートさせてみても同じなので若干音がするのであろう。が、気になる程でもない。これはまた後で。


平行定規の本体(スライドする部分)は、どらさんが厚みがあり、しっかりしている感じで、れもんさんは若干細身のスリムスタイルで見た目はちょっとキャシャな感じもするが…。


平行定規の定規部分は、どらさんはクリア、れもんさんはスモーク。
「スモークの方がみやすい」といううたい文句だったが、ハテどうゆうこと?と思ったら、光に反射しない…のは当たり前か。それがみやすいのかどうなのか。
「クリアの方が透過性が」と思うのだが…
どらさんのは定規の先に斜めにカットが入っている。「らしくて」カッコイイのだが、これはこれで正直邪魔だった。下のラインが光の屈折でよくわからなくなる。例えば壁の二重線とか…目検討で書くと慣れても書けない。たぶん見るコツがあるのだろうが、掴めずにいた。


アクリル板の先の斜めカットがないレモンさんの方はシンプルで…若干薄いのだろうか?ドラさんのに比べて少々見劣りするが、これはこれでシンプルイズベスト。あんまり凝らない方が良い部分かもしれない。スモークは光が反射しないので見やすい…という意味のようだが、確かにホントに見やすいのは意外だった。


マス目の微調整機能がレモンさんはレバー式、どらさんはネジ式。
このどらさんのネジ式がうまく調整できなかった。レモンさんのレバー式はキュッと緩めば平行定規がだらんと だらしなくなって調整出来、また キュッと締めればピシッとしっかりする。
どらさんのはその締めた時も若干ブレるというか決めたいところで決めて若干ブレるという感じだった。というか、そもそも調整ネジうまく締まらなかったということ。


 この辺の調整のしやすさはレモンさん。とってもわかりやすい。


フロート部の調整。
ドラさんはネジ式で、レモンさんは…コレ微調整がいけるのだろうか?とちょっと不思議なカム式。ドラさんのはネジの先にシリコンかナイロンの滑らせ用のものがついており、廻すとビスが伸びて定規が浮く…というスタイル。


レモンさんのは側面からカムで浮かせるという形状のようで、2mm程微調整できるそうだが…ここは詳しくは見てないで先に進んでしまった。使った感じでは「浮く・浮かない」という感じか。


この辺の造りはドラさんの方が良いのだが…でも、使用状況によると思う。
私はフロートさせるシチュエーションがない。というのは磁石のびろーんとしたアレは、紙の位置決め以外は使わないし、前シーズンの初期の頃に使ってた事があるけども、かなり高くフロートさせないと、ストレスフリーではくぐらないので完全テープ派でスレスレ派。


「じゃぁスレスレに調整できないじゃん」「紙を擦るじゃん」というのは、これ、平行定規の裏にフローティングディスクを貼る。



 というのも、いくら調整できたとしても、平行定規に重みをかければ多少たわんでしまうので、結果同じこと。なのであまり凝るところではないのかなと思うので、これはこれ
で小さい話と思われる。


で、平行定規の裏にFDを貼ったのだが…


れもんさんの定規の方のフロート機能は、これ、「浮く」というより「前が紙側に倒れる」という感じのようだ。たぶん手前側はいつでも5mm程浮いており、先側が調整により若干倒れて紙に当たる…という感じか…この辺はびみょーーなところなのでわからないが…なので、平行定規のスモークの部分の先の方にもFDを貼っておいた。




そして大切なのがブレーキ機能。
「コレ、狙ったように使えるのかな?」とワクワクしていた。
ある位置で平行定規をキメ、ラクができる…かな?


ブレーキ機能は確かにブレーキをかけるとシックリ停まり、ブレない。
板の移動用の為だけの機能ではなさそうだ。
ほうほうこれは使えそう。でも最初だけかな?そのうちブレたりするのかな?と思いつつ…
ちなみにドラさんのはネジ式で しまりがイマイチだったので、キュッとしめるのには力が必要でちょっと指が痛くなる。たぶん板の移動用だろう。ブレーキというより固定用か。


また、まだ使っては無いが、移動の際に平行定規が固定される仕組みになっているそうだ。これは便利…というか必要だと思う。ドラちゃんのがソレではないかと。
ついつい忘れてしまってそんなことを一度もしてないので、「ガッコーにいったら動かなくなってた」なんて事になったんだと思う。




全体の違いはこんなとこだろうか。



さて実際に作図してみた。
若干シャーシャーと音はするが、それはワイヤーの駆動音なのか定規のこすれる音なのかは不明だけども気になるレベルではない。すぐになれる。


定規をいじっていると 最初は軽くてチャイチーかなぁと思うのだが、軽いおかげで小気味よく、また、ぴたっと停まる感じは非常によい。些細な違いだが「小回りがきく」と感じる。


最初は感触が違うので戸惑ったが…すぐに慣れる。
まぁ定規の先のスモーク部分の「目検討で書く横線」は書きこまないと慣れないだろうが、でも実は私、この目検討の横線がいくらやっても苦手なので大差ない。


そうそうブレーキ機能使わないとね。
柱のテンプレ書きについては、既に昨晩、作図途中で平行定規が止まったので出来ないが… と 平面図の細かいとこから書いてたので、部分詳細、断面、立面(私は逆から)書いていってる際、断面を書いてるときに「ブレーキつかお♪」と気が付いた。


 あ、便利だコレ…。


普通、平行定規を抑えてペンで描くが、縦線は更に平行定規に定規をあてる。
その際に 平行・ペン・定規と3つを指で抑えるのだが、断面図を書く際の細かいとこなどはブレてしまうことがある。そうゆうときに平行定規だけでも停まってくれれば、微調整もラクになり、ブレずに書ける。ブレーキもビタッと止まるのでいい。



 「良いねぇーブレーキ機能」


ブレーキレバーは位置的には…ここしかないのかな? どうかとはちょっと思うけど、でもハッキリしてていいのかも。


もう少し使い込んでみないとわからないし…何にしても新しい物は良く思えるものだが…でも入門機としての使い勝手はコッチの方が断然いい。


ただ…どうだろうか。
ドラちゃんのほうが、丈夫の「よう」に見える。

この辺の判別が難しいトコ。ごついというか…逆にれもん(まっくす)製はニ〇リっぽさは否めない。


いずれにしても「消耗品」とした場合は 優劣はどっちに…うーん。


以前から気になっていたのだが、ガッコーでも本試の際でも黒い色の板を持っている人がいる。たぶんムトーさんの入門機だと思う。


で、総〇は むトー推奨なのかもしれないなと思ってるが知らない。


まず軽いのはこのレモンさんのと同じ。
そしてレバー式のブレーキの位置も同じか。
値段だけ?…でも…カッコイイんだよなぁ…黒…。



結局のとこ…
値段、軽さ、ブレーキ か。


値段は…実売25000円強が多いとこで、2万ジャスト位のレモンさんの価格設定。
たぶん学生さん向けというのもあるのかな、大学も近いし「コレでいっぱい勉強してペンとかの用具はたくさん買ってね」という、親心もあるのかもしれない。


軽さは…まっくすさんのオリジナルのものかもしれないが…
少しでも軽い素材で…というのをしてしまうと高価になってしまいがちだし、軽すぎてもチープになってしまうと予想するがそんなことはないようだ。

そのうちCFRP素材とかアルミハニカム素材の製図板とかあったら面白ろ…くもないかw。そもそもA2というのがでかいのがネックだもんね。今は仕事の図面もpdfでやりとりし、A3でという所も多いから…

ドラフターは登録商標!
私も知らなかったのですが、wikiをみると ムトーさんの登録商標であるそうな。
というか 第一人者はムトーさんだったのですね。
もしかしたら…ブレーキシステムも実用新案とか?なのかもしれないけども、その辺はまぁいいとしましょか。

ただ面白いのは…マックスさんの方。
 

「二級の…」と書いてあるw。

 二級一択であるw…のは冗談でチラシ用pdfには「建〇士試験」と書かれているが、コンセプトが入門機ってことなのでしょうなぁ。でも1級用やプロユースなのは販売されていないのかネット上には記載が無い。



ブレーキが必要か否か。
やはり初心者入門者は いろんなところに気をとられ、やることがいっぱいなのでブレーキ機能はあった方が良いと思う。が、作業工程が増えるのでその分まで考慮すると微妙なトコで、書きこんだ人や1級の人は「要らネー!」となるのかもしれない。


私は推奨するなぁ…このブレーキ機能は。自信をもって線を引けるもんね。



さて 私個人の意見として「買ってよかった」かは。


 間違いなく良かった。


まず、道具が良い方向に変わると、飽きずに楽しいもん。


あと一週間強。
考え方によっては、本試で新品を持ち込むにあたり、慣れる為に直前に買ったというのもあるかもしれない。


確かに出費は痛いけど…
「もったいない」という感じもあるけども…もしかしたら来年も使うかもだし…1級で使うかもしれない。まぁそれはないなぁ…でも「チャレンジ」という意味では楽しそうな気はするけどね。それに対する費用がね…流石にね…


もう少し…がんばりましょうか。

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